AI技術は音声分野でも活用されていますが、公共のアナウンスや緊急時に伝える情報として利用するのには、まだ多くの問題を抱えています。
日本語を違う国の言語で翻訳した場合、正確さに欠けるという点が最大の問題ですが、この問題を解決するためには、外国人のネイティブなアナウンスを再生できる『声なびげーしょん』は正確で安心です。
また、言葉の持つ抑揚やイントネーションによっても、緊迫感や気遣い、気持ちを伝えるといった『人間が話す本来のコミュニケーション能力』を大切にすることが、アナウンス分野では『性能基準』としてAIのスペックに勝る品質と考えています。
そんな開発コンセプトを掲げながら、このシステムは開発されました。
AIは会話(Communication)
1対1の会話なら間違えても修正できますが、間違った会話(言葉)を放送したら 混乱が生まれます。
AI翻訳が放送で使えない理由
AIは5種類の日本語が苦手
1.複数の言語を連続して放送できない。
AIは1カ国語毎に翻訳するのが基本
5カ国連続して呼びかける事はできない
2.日本語は曖昧な言葉がいっぱい
例えば、「ご遠慮ください・・」「控えてください・・」「ご配慮ください・・」
これらは、YesかNoどちらでしょうか? AIは判断できません。
3.漢字の読み方が複数有る
紅葉 ➔ もみじ こうよう どちらかAIは判断できない。
町 ➔ まち ちょう 同上
4.和製英語は訳せない
「高輪ゲートウエー駅」日本語と英語が混ざった名称はどのように訳すのか??
日本人は、これら難解な言葉を無意識に使いこなしています。 これは人間だからできる技です。
AIは曖昧な判断はできません。
日本人には判断できるがAIは理解できません。